HOME » おすすめの保険相談FPサイト » sbiの確定拠出年金はおすすめできる商品?口コミや評判をFPが分析!
サラリーマンの方で会社に入社した際、一般的には会社は従業員の方の退職金の積み立てを行います。退職金の積立方法には様々あり、銀行の定期預金で積み立てる方法や貯蓄タイプの生命保険に加入し積み立てる方法などあります。その中でも2000年前半から導入企業が増えている方法として、確定拠出年金という積み立て方法が注目を集めています。確定拠出年金は2001年から導入が始まり、「日本版401k」とも呼ばれています。
確定拠出年金が注目を浴びるようになった背景の1つとして、国民年金や厚生年金などの公的年金が本当にもらえるのかどうか分からないと言った年金不安が発端と言われています。サラリーマンの方の場合、毎月の給料から自動的に国民年金・厚生年金が差し引かれ、国が委託した運用先で運用を行い、国民年金・厚生年金加入者の方が65歳になった時点で、それまでの支払い年数や支払金額に応じた年金を受け取ることができますが、中には現役の間に退職していた時期があり、国民年金・厚生年金の未加入期間があるという方などもおり、その場合には加入期間が少ないために受け取れる年金額も少なくなってしまいます。また、厚生年金の加入期間は企業での就労年数となるため、基本的に過去に未加入期間があった場合に過去に遡って支払うという事ができず、また国民年金においても、最大で10年前までしか遡って支払うという事ができません。
このように様々な制約がある公的年金に代わる自分自身の老後を支える手段として普及したのが確定年金となります。
また、確定拠出年金の大きな特徴として、これまでの退職金の積み立ては銀行や証券会社、生命保険会社が主体となって運用を行い、その運用によって得た利益を積み立てた元本に上乗せし、退職者の方へ支払われるというのが一般的でしたが、確定拠出年金は加入者自身が運用を行います。運用を行うといっても、その確定拠出年金商品の中で定められたいくつかの運用先の中から、ご自身で運用先・運用割合を決めるといったものとなります。運用先には、主に日本株式、日本債券、海外株式、海外債券をはじめとした8〜10種類あります。
また、確定拠出年金には、大きく分けて「企業型」と「個人型」の2種類があります。企業型は、主にサラリーマンの方が加入することができ、企業型確定拠出年金は会社が毎月の掛け金を支払います。これに対し個人型は、個々人の方が毎月の掛金を支払うため、サラリーマンの方だけでなく自営業の方なども加入することができます。
公的年金と確定拠出年金の位置づけを示した図が以下のようになります。
では次に、このような確定年金商品の1つとして、SBI証券が販売している確定拠出年金について見てみましょう。
ではまずはじめに、SBI証券のホームページに記載されている確定拠出年金の特徴について見てみましょう。
確定拠出年金のメリットとして以下の3つが挙げられています。
1. 支払った掛け金が全額所得控除
2. 運用益が非課税
3. 受け取り時にも税制優遇措置あり
1つ目の「支払った掛け金が全額所得控除」ですが、これは個人型確定拠出年金に加入し、ご自身で毎月の掛け金を支払った場合、毎月の掛け金は確定申告の際に所得から差し引くことができます。所得から差し引くことで、所得税や住民税の優遇を受けることができます。
確定拠出年金以外にも、生命保険に加入した場合には生命保険料控除、住宅ローンに加入した場合には住宅ローン控除などが年間の所得から差し引くことができ、所得税、住民税の優遇を受けることができます。
次に2つ目の「運用益が非課税」ですが、一般的に何か物を売ったり買ったりした場合に得た利益には税金がかかります。他にも、投資などによって得た利益には譲渡益税がかかったり、一時的に得た利益には一時所得などの所得税がかかったりします。これらの税金は、おおよそ利益の20%前後が引かれてします。確定拠出年金のために数十年とコツコツ掛け金を支払い続け、その間の運用の成果が良く、元本にプラスとなっていざ受け取れる時期を迎えたとき、ここにも税金がかかってしまい受け取れる金額が減ってしまっては、何のために確定拠出年金に加入するのか分からず、確定拠出年金自体に加入する方も少なくなってしまいます。そのような事態を避けるためにも、確定拠出年金は税金の優遇を受けることができるのです。
最後の「受け取り時にも税制優遇制度あり」ですが、こちらは一般的な「退職所得控除」と呼ばれる、所得税の優遇をこちらでも受けることができるというものです。
退職所得控除とは、企業に勤めている方が定年退職を迎え、退職金を受け取ることとなった時に、それまでの勤続年数に応じて退職金を受け取る年の所得税の優遇を受けることができるのです。
SBI証券の確定拠出年金も他の商品と同様、このようなメリットを受けることができます。
これまでご紹介してきた特徴は、SBI証券の確定拠出年金だけというわけではなく、広く一般的な確定拠出年金の特徴です。
これ以外にも、SBI証券の確定拠出年金ならではの特徴がありますので、そちらも見ていきましょう。
まず1つ目に、毎月の掛け金は5,000円から加入することができます。そのため、まずは小額から始めたいという方からでも気軽に確定拠出年金を始めることができます。
また、一般的な確定拠出年金には、これを運用するため、運営機関に運営管理料を支払わなければいけません。毎月の掛け金の中から、運営に必要な運営管理料を差し引いた金額が確定拠出年金として積み立てられる原資となります。
SBI証券の確定拠出年金では、この運営管理料が他と比較して非常に安くなっています。また、SBI証券の確定拠出年金の口座残高が50万円以上となった場合には、この運営管理料が無料となります。
SBI証券の確定拠出年金は、これまで別の運営機関で確定拠出年金に加入していたという方でも、移管手続を行うことによってSBI証券の確定拠出年金に加入することができます。その際には、これまでの積み立ての間でプラスとなった運用益も引き継ぐことができ、また先ほどご紹介したSBI証券の確定拠出年金の様々な優遇も受けることができます。
近年の確定拠出年金を取り巻くサービスはどんどん充実しており、SBI証券の確定拠出年金に加入している方は、スマートフォンアプリの「MoneyLook」というアプリを利用することができます。
これまで、インターネット上で確定拠出年金の運用の成果を見ることができましたが、なかなか普段からこまめにチェックする事も難しく、どちらかと言えば一度確定拠出年金に加入した方はそのまま放置していたという事が非常に多かったというのが実態でした。そのため、運用の成果がマイナスになりつつあっても気づくのが遅くなって対策が遅くなったり、今現在の積立額がどれだけなのかを知らないという事も多くありました。確定拠出年金をもっと身近に、毎月、毎年どれだけ積立額がプラスとなっていっているのかをもっと知っていただくためのサービスとして、スマートフォンアプリのサービスが提供されるようになりました。こちらによって、リアルタイムでの口座の管理を行うことができるのです。
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