最近、確定拠出年金、「iDeCo」や「DC」という言葉を多く聞くようになりました。
しかし、聞いたことはあるけど良く知らないという声も多く耳にします。
2017年に国が制度を整え、認知度を広げる活動を行い始めましたが、実際に制度を活用している人もまだまだ多くはなく、制度を使っていても上手に活用出来ていない人が多いのも問題となっています。
これらを解決するために、金融機関ではさまざまなサービス開発がされています。実はこれらのサービスを活用することで安心した老後の備えを行うことが出来ます。難しそうと思わずに、少しだけ内容を見て下さい。
一昔前までは、老後と言えば年金で安心して暮らせる時代でした。しかし少子高齢化や経済の影響で年金だけでは老後に十分な生活費用が賄えない状態となりました。
国も自分たちの老後は自分たちで用意をしてもらおうと制度の整備を進めています。その一つが確定拠出年金という制度です。英語で略してDCという事もあります。
確定拠出年金には「企業型」と「個人型」があります。
簡単に言うと、企業型は勤めている会社が毎月決まった金額を積み立てて、従業員が運用を行うものです。
これに対して個人型は、積立も運用もすべて自分で行うものです。
2017年に行われた法改正で個人型確定拠出年金をiDeCoという名前にすることが決まりました。
他にも、今まで一部の人しか加入できなかったものを、加入者資格を広げる法整備なども行いました。これからは何もしないで安心して老後を迎えられる時代ではなくなり、一人ひとりが考えて準備をする時代になりました。
制度の変更は個人型だけではありません。企業型も加入資格者を対象とした説明や継続教育の義務を負うことになりました。
しかし、企業型の場合、自分の意思で始めるのとは異なり、良く分からないままスタートする人も多くいます。
企業研修など行くと特に質問なども出ないので問題がないのかと思ったら、実は何を質問すれば良いのかも分からないということがありました。
特に企業型の場合は企業が決めた金融機関と限られた商品の中から選べば運用を開始することが出来ます。しかし、本当に必要なのは、自分の老後を自分で考えられる知識やそれに合った商品を選ぶ目なのです。
そのために活用していきたいのが、ニュースになっている金融機関のサービスです。投資ゲームなどは手軽に基礎知識を学べるよいサービスですし、若い人に馴染みやすいSNSなら気軽に質問を投げかけることが可能です。
個人型の場合、金融機関から自分で選ぶ必要があります。金融機関によって取り扱っている投資商品が異なる為、商品も金融機関選びの決め手になります。
しかし、最も重要なのは、制度や商品を理解することです。商品は少ないけど、分かりやすく、理解しやすいサービスを開発しているというならば、自分に合っている金融機関と言えます。
各金融機関は様々なサービスを開発しています。口座開設前に使えるサービスも多数あります。これからもそれらの動向を見て、使いやすく分かりやすい金融機関で自分の老後資金を準備しましょう。
運用結果で受け取る年金額が変わる「確定拠出年金(DC)」で、人工知能(AI)や交流サイト(SNS)などを通じて加入者の商品選択を支援するサービスが相次いでいる。投資の初心者でも長期運用について理解を深められるようにしている点が特徴だ。
りそな銀行は、ネット広告などを手がけるVOYAGE GROUPと共同で、企業型DC向
けSNSを開発。一部企業で実証実験を始めており、早期のサービス開始を目指す。
匿名で登録でき、他の加入者が投資している商品や運用成績を閲覧できる機能な
どをそろえた。早ければ今春にも、AIが適切な資産配分などを助言してくれる
「ロボットアドバイザー(ロボアド)」の提供も始める。
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