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保険のCMだけで選んだらダメ!
預金は三角保険は四角といいます。預金はお金がたまるまで時間がかかりますが、保険は契約日から全額が支払われることの喩えです。このことからも万一に備え保険の目的と必要性がわかります。一般に生命保険は生涯にわたる買い物で不動産購入の次に高額な買い物といわれます。保険を選ぶ際には安易にきめず、慎重に選択することが大切です。
保険を選ぶ前に、必要な保障は・保障期間は・保障金額は・負担できる保険料は・払込期間・満期金は以上のポイントを明確にしなければなりません。そのためには家族のライフステージを書き出し、今後の必要な資金(生活費・医療費・学費・老後費用等)を計算します。次はそれぞれの資金に対応する生命保険を決めます。保険の種類は大まかに終身保険、定期保険、収入保障保険・養老保険等があります。例えば、お葬式代だけなら「終身保険」、子供が成人するまでの一定期間だけ手厚く保障するなら「定期保険」、貯蓄をメインにするなら「養老保険」、また一定期間の保障をしつつ期間に応じて保障額を減らすなら「収入保障保険」等、目的にあった保険を検討します。
以上のことを個人がひとりでやるのは面倒で気が重くなると思います。そこで、ぜひ利用したいのが保険コンサルタント等の専門家です。知り合いに保険会社に所属する外務員や代理店の方がいればその方を利用するのも良いのですが、同じ保険でも会社により保障内容や保険料は千差万別です。生命保険は長期にわたる契約ですので内容を知らずに選択すれば大きな不利益を被ります。出来る限り複数社の保険を比較検討することが重要です。充分な保障と保険料をリーズナブルに抑えるためにも必要なことです。
家を探すときは不動産会社に、家電を選ぶときには家電量販店に……など、何かを探したり、選ぶ際にはその道の専門家に相談することが多いです。保険の場合も国家資格のファイナンシャルプランナー等の専門家に相談すれば納得できるアドバイスを受けることができます。保険選択の切り口も、ライフステージ別の選択(結婚・こども誕生・年齢別等)・悩み別の選択(雇用形態・学資資金・老後資金)・生命保険種別の選択等広がります。自分の希望を伝え疑問が解決するまで十二分に応えてもらったうえで保険を選択できれば納得して保険契約できると思います。保険のCMの出演者や雰囲気が感じが良いからといったあやふやな理由で保険を選択したら後悔することは必定です。