いろいろな種類のある個人年金保険ですが、その中でも人気商品の一つが「アフラックの個人年金」です。アフラックの個人年金が人気なのはなぜでしょうか。どのようなプランニングをすることができるのでしょうか。今回はアフラックの個人年金を徹底解説します。
★アフラックの個人年金の保障内容
・3つのプラン
アフラックの個人年金には大きく3つのプランがあります。「基本プラン」「ちょっと待って大きくもらうプラン」「すぐに一時金としてもらうプラン」です。「基本プラン」とは、保険料払込期間が終わるとすぐに年金支払いを開始するプランです。例えば保険料払込期間を60歳と設定していた場合、60歳からすぐに年金受取開始になるということです。一般的なプランですので、誰にでも合うプランと言えるでしょう。
「ちょっと待って大きくもらうプラン」とは、据え置き期間を設定するプランです。例えば保険料払込期間を60歳に設定する場合は、それから5年もしくは10年間、支払った保険料を据え置くことで、受けとることのできる年金の総額を大きくすることができます。支払った保険料は保険会社が運用するため、据え置き期間が長いほど返戻率が高くなります。例えば仕事を引退するのは65歳であり、それまでは収入があるため年金の受取は必要ない。公的年金も受取も65歳からであるため、それに合わせて5年間据え置き期間を設定する、という使い方ができるのです。もしくは、仕事を引退した後は公的年金と貯蓄で生活するが、貯蓄が少なくなってくる70歳から、個人年金の受取を開始する、ということもできます。とても自由度の高いプランニングが可能になるのです。
「すぐに一時金としてもらうプラン」は、年金ではなく一時金として受けとるプランです。60歳で保険料の支払いを終了すると、60歳の満期で一時金として全額を受けとるというプランです。返戻率は他の2つのプランよりも低くなりますが、すぐにまとまったお金が必要な人などには向いているプランです。
★アフラックの個人年金の特徴
・特徴
アフラックの個人年金は5年、もしくは10年の確定年金になっています。つまり満期になると5年間もしくは10年間にわたって、契約通りの年金を毎月受けとることができるタイプです。月払い保険料は5000円から1000円単位で設定することができ、自分にあったプランニングを細かく行なうことができるのが特徴です。また年金の受取開始年齢は、60歳、65歳、70歳のうちから設定することができます。そのため引退後すぐにもらいたい人も、公的年金の受給開始年齢と同じにしたい人、自分での貯蓄が少なくなり始めてからもらいたい人、など多くの方のニーズに応えることができます。
アフラックの個人年金は、一般的な個人年金と同様の保障内容であり、返戻率も一般的な水準です。保障内容や利回りでは他の保険とそれほど違いはありません。特徴としては、1000円単位で保険料を設定でき、また据え置き期間が設定できる点などから、自分にあった自由なプランニングを行ないやすいというところです。
個人年金の商品によっては、支払う保険料が細かく設定できなかったり、据え置き期間が設定できない、というものも多くあります。しかし保険のプランは自分のライフプランと最適なものにしなければ、個人年金を最大限活用することができません。そのような点で、アフラックの個人年金は優れており、人気の秘密になっているのではないでしょうか。
デメリットとしては、返戻率の高さを売りにしているその他の個人年金に比べれば、返戻率の高さでは見劣りする点でしょうか。なによりも返戻率の高さで選びたい!という人には向いていないかもしれません。
・魅力な点
アフラックの個人年金の魅力は「契約者配当金」がある点です。契約者配当金は契約後5年ごとに支払われます。配当金は積み立てておいて、年金に上乗せすることもできます。もちろん運用実績次第ですので、支払われない場合もありますが、契約者配当金がない保険も多いですので、この点はアフラックの個人年金の魅力です。
それでは実際に加入した場合、保険料や年金額はどの程度になるのか、具体例でシミュレーションしてみましょう。
【契約者】30歳男性
【保険料払込期間】30歳〜60歳まで
【年金受取期間】60歳から10年間
【月払い保険料】1万5000円
上記の条件では、基本年金額は「58万1610円」、総額「581万6100円」となります。支払う保険料の総額は「540万円」ですので、約41万円分が年金総額が増額するということになります。返戻率は「107.7%」です。
以上のものは「基本プラン」での算出でしたが、60歳時に一時金としてすべて受けとるプランにする場合は、受取金の総額は「558万2659円」となります。返戻率は「約103.3%」と低くなりますが、例えば退職後に夫婦で長期間の旅行に行きたい、などの場合にまとまったお金が必要になるため、一時金として受けとる、という使い方ができます。
実際にはここに増額年金が上乗せされることもありますので、受取金額はこれよりも大きくなることが考えられます。また、据え置き期間を5年〜10年設定する場合は、基本プランの返戻率よりもさらに数%高くなります。払込期間満了後にすぐに年金が必要になるわけではない、という方などは据え置き期間を利用し、さらに一時金ではなく年金形式での受取にすることで返戻率を上げて、最大限増やした年金を受けとることができます。
実際には30歳から将来のことを考えて個人年金に加入するという人は少ないかもしれません。子どもの教育費の目処がついた40代から、老後資金のことを考え始めて、加入するというケースも多いです。以下の条件でもシュミレーションしてみましょう。
【契約者】45歳男性
【保険料払込期間】45歳〜60歳まで
【年金受取期間】60歳から10年間
【月払い保険料】2万円
この場合は、基本年金額は「37万6500円」、受けとることのできる年金額の総額は「376万5000円」ということになります。返戻率は「104.5%」です。返戻率は若い頃に加入する場合に比べるとずっと低くなることが分かります。個人年金も加入するならばなるべく早いうちに加入するか、もしくはある程度の年齢になってからの加入では、返戻率を最優先に考えて、高返戻率を売りにしているその他の個人年金に加入した方がいいかもしれません。
・返戻率を上げるには?
今回の商品では、据え置き期間を設定すること、また一時金よりも年金形式で受けとる音によって、返戻率を少しずつあげることができると解説しました。しかし、その他にも返戻率を上げる方法はあります。それは保険料の支払い方法を変更するということです。アフラックの個人年金の支払い方法には、「月払い」「半年払い」「年払い」の3つの補法があります。この中から「年払い」の支払い方法を選択すると、わずかではありますが返戻率を上げて受けとることのできる年金総額を大きくすることができます。資金的に余裕のある方は、ぜひ年払いも検討してみてください。
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