HOME » 保険の知識全般 » イオン銀行の保険相談が人気?
銀座、新宿、池袋、梅田、名駅、博多、札幌と全国の主要都市部に立地する商業施設は百貨店や銀行が占めています。伝統的に百貨店は高級品を集め、集客も高年収層へのアプローチが得意といえます。これに対して、イオンやイトーヨーカ堂は郊外型の集客が上手く、最近では田園地帯にイオンモールが出来たことで、住宅や小学校が建設されているところが増えて来ました。
イオンは店舗を巨大化することで、様々な店舗を取込んでいます。また、自前で銀行や保険ショップなどを運営することで、新しい顧客層を呼び込む戦略も盛んです。
全てのイオン店舗で行っているわけではありませんが、大規模店舗ではイオン銀行の窓口カウンターが置かれ、ここでは保険商品を扱い始めています。クレジット、預金、住宅ローン、電子マネー、投資信託など様々なサービスに参入した中で、生命保険分野は「販売とメンテナンス」がセットで行われる商品の一つです。
イオンモールのイオン銀行カウンターでは、日本生命、明治安田生命といった老舗保険会社の一時払い商品から、ネット生保や外資生保の積立型保険など、インターネットの口コミでも人気の高い商品に絞って、商品を扱っています。また、一部の損保会社の火災保険も扱っており、イオン銀行が代理店となって、契約を行っています。
商品だけをみると、終身保険や養老保険、学資保険は利率も堅いものが多く、医療保険では一時払い終身保険も揃えるなど、払込金額と受取れるメリットがはっきりしやすいものを販売しています。また、女性に人気の医療保険は数多く販売しており、比較しやすいようにほぼ同条件の商品を並べているのが特徴です。
イオン銀行では、これらの商品をパンフなどで説明するだけですが、現在東京品川の「イオン品川シーサイド店」にイオン銀行保険相談窓口を設置し、完全予約制で保険専門スタッフを配置しました。商品ラインナップは限られてはいますが、所得補償保険、終身保険、がん保険、医療保険、養老保険や年金保険と、必要最小限のパーツ型商品を並べていることから、従来の保険ショップよりも中立度が高い、と考えられます。
中立度の理由は、これらの商品販売における「手数料」は掛け捨て型よりもかなり低い、という事実があるからです。まだ、一店舗だけの保険相談ですが、こうしたラインナップ公開型の保険ショップは、選択肢は少ないですが、良心的な診断をしてくれるはずです。