養老保険とは積立目的の生命保険です。その保険期間は10年15年20年と長期にわたり、その使い方は非常に多岐にわたっています。
個人保険として利用する場合ですが、10年後に100万円を貯蓄するといった目標に対し、確定拠出であり確定給付できる金融商品だといえます。毎月の保険料(積立額)は一定であり、目標年度の積立額も決定しているのです。
これだけなら、なにも銀行や信金に積み立てても同じではないか、と考えられそうですが、実はそうではありません。
養老保険は積立がメインではなく、保障がメインだということです。つまり、満期保険金100万円は生存しておれば満期保険金ですが、途中で死亡した場合は死亡保険金として100万円が受け取れます。つまり、同じ積立金なのに、一方では積立額だけ、一方は予定された満期金と同額の死亡保険金が既にセットされているのです。
養老保険は利率で選ぶ人が多いようです。ですが、実際は途中で部分解約して現金化したり、払い済みにして以後の払いを止めたり、あるいは借入するなど、さまざまな使い勝手がある商品なのです。ですから、養老保険はあくまでも、長期的な資産形成として利用すると面白いのではないか、と思います。
例えば、1000万円の養老保険を60歳満期で組みます。20歳に契約すれば40年。月掛けで約2万円といったところでしょうか。ですが、これは死亡保険金でも1000万円ありますから、もし掛け捨ての死亡保険金をかける場合は、上乗せ部分で済む事になり、その額は2,000円から3,000円といったところでしょう。
もちろん、投資信託や株式投資、FXなどに投資することも面白いと思われます。ですが、養老保険の一番の利点は確実性です。もし40歳で子供が18歳になっていたばあい、500万円ほどが貯蓄できている可能性があります。なれば、このお金を子供の学資に利用することも可能です。
養老保険は決して利率のずば抜けた商品ではありませんが、満期が100%を下回ることはありません。ですから、もっとも堅実な金融商品として掛け続けるのは賢い選択の一つです。もちろん、結婚や転職、マイホームの購入や出産など、数多くのイベントが人生には待ち構えています。ですが、ぜひ養老保険を上手に応用するのは良いことではないでしょうか?
保険マンモスでは、こうした養老保険の各社比較をしてもらえますので、興味のある方はぜひ相談されてはいかがでしょうか?