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高まりつつある病気に対する備え
生命保険が誕生したキッカケはご存知でしょうか。生命保険が誕生したのは今から数百年前の中世ヨーロッパで、牧師の方を中心に組合を作り、組合の誰かが万が一亡くなってしまった場合に、その方の遺された家族が生活に困らないようにと組合の皆でお金を出し合い、遺された家族を守るためにと作られたのが起源と言われています。それから数百年を経て今、昔と比べると平均寿命も非常に伸び、また平和な世の中となった事で「万が一亡くなるリスク」自体も非常に少なくなってきました。
しかし、万が一亡くなるリスクと引き換えに、今度は「病気を患うリスク」が非常に高まってきました。「生活習慣病」に代表される現代病と言われる病気や、長生きすることによって、昔はあまり発症することが少なかった、ガンや心筋梗塞、脳卒中といった「三大疾病」と呼ばれる病気は、今を生きる半数以上の方が人生で一度は患うといっても過言ではありません。
このような時代背景の中で、人々の生命保険に対する考え方も徐々に変わってきました。万が一亡くなるリスクに対する保険よりも、生きている中で患う病気を患うリスクに対する保険に興味関心が移ってきました。
その興味関心に答える形として、生命保険会社は、病気を患った場合、事故などでケガを負ってしまった場合に入院した時の入院費用や手術代に備える保険として、医療保険」と呼ばれる保険を開発、販売するようになりました。
今回はこの医療保険の中でも、ほとんどの生命保険会社が取り扱っている「就寝医療保険」に焦点を当ててご紹介したいと思います。
まずはじめに、医療保険についてご紹介したいと思います。医療保険は、主となる部分(主契約)の保障に「病気やケガで入院した時に、入院1日あたりに支払われる入院給付金」と、「入院中に手術をしたときに、1回の手術につき支払われる手術給付金」の2つがあります。この2つの保障を主軸に、オプションとなる保障(特約)に、ガン・心筋梗塞・脳卒中といった三大疾病となった時に一時金が受け取れる保障や、三大疾病で入院した場合に入院給付金が上乗せして受け取れる保険、女性特有の病気で入院・手術した時に上乗せして入院給付金・手術給付金や受け取れる保障や、先進医療を用いた治療を行った場合に先進医療の技術にかかる費用を補てんしてくれる保障など、様々なオプション保障を付けることができます。
[医療保険の形]
このような保障を提供している医療保険ですが、保障される期間を分けると、大きく2つの医療保険に分けることができます。1つは5年や10年、30年間など一定期間だけを保障してくれる「定期医療保険」、もう1つは期間に関わらず、亡くなるまで一生涯を保障してくれる「終身医療保険」です。今、生命保険会社の中で定期医療保険を提供している所は徐々に減っており、逆に終身医療保険はこれまで取り扱っていなかった生命保険会社も新たに発売したりとほとんどの生命保険会社で取扱うようになってきています。
では、定期医療保険と終身医療保険の違いを元に、終身医療保険は本当に必要な保険なのかどうか見ていきたいと思います。
まず初めに、毎月支払う「保険料」が1番気になるのではないでしょうか。医療保険の保障の対象は保険に入る方の「病気やケガ」ですが、病気はどの方も必ず年齢が上がるとともに発症する確率は高くなります。当然ながら20歳の方と60歳の方とで健康状態を比べると20歳の方の方が健康です。そのため、定期医療保険であっても終身医療保険であっても、加入する時の年齢が高ければ高くなるほど、保険料は高くなります。では、同じ年齢で定期医療保険と終身医療保険の両方を検討した時、どちらの方が保険料は安いでしょうか。
お分かりのとおり、定期医療保険の方が保険料は安くなり、終身医療保険の方が保険料は高くなります。これは、先ほどもお伝えしたとおり、定期医療保険の場合、5年や10年、30年など一定期間だけを保障してくれるのに対し、終身医療保険は年数に関わらず、亡くなるまで一生涯を保障してくれるからです。20歳の方が80歳で亡くなった場合は60年間、40歳の方が90歳で亡くなった場合は50年間、終身医療保険はその間に病気やケガで入院した時、手術をした時などに何度でも給付金を受け取ることが出来るのです。
では、このような終身医療保険は不要な保険と言えるでしょうか。少なくとも、定期医療保険よりも必要性は高いのではないかと言えます。定期医療保険は保障される5年間や10年間、30年間の間に一度も病気やケガにならなかった場合、一度も給付金を受け取らずに医療保険自体がなくなってしまいます。しかし、自分自身のご両親やお爺ちゃん・お婆ちゃんを想像して頂ければと思いますが、ご老人の方で一度も病気またはケガを患ったことがないという方はほとんどいないのではないでしょうか。高齢になればなるほど病気を患う確率は非常に高まります。
また、今の社会保障制度では、65歳から年金生活となります。病気を患いやすい年齢のときに収入源は年金だけといった場合、治療に給付金がもらえなかった場合、安心して治療に専念することもできなくなるのではないでしょうか。そういった意味でも、終身医療保険で自分が高齢となったときに備えるということは非常に大切なことなのではないかと思います。
では、このような終身医療保険を、近年ではほとんどの生命保険会社が販売しているとお伝えしましたが、一体どこの生命保険会社の医療保険が良いのでしょうか。どれも同じように見えて何が良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
最後に、保険のソクラテスが運営している「医療保険の教科書」において、「プロのFP25人が評価する2016年のおすすめ医療保険ランキング」が掲載されていますので、こちらをご紹介したいと思います。
第3位から第1位までを見てみましょう。
第3位(同着2位):AIG生命 「医療ベスト・ゴールド」
第2位(同着2位):メットライフ生命 「終身医療保険フレキシィ」
第1位:オリックス生命 医療保険CURE(キュア)
第1位のオリックス生命が提供している医療保険CURE(キュア)の特長について見ていきましょう。
・七大生活習慣病入院給付特則(三大疾病無制限型/七大疾病無制限型)を付けることにより、入院限度日数が延長される
・がんや重度三大疾病を保障する一時金給付特約を付けることができる
・1入院の支払限度日数が無制限となる三大疾病はガン、心疾患、脳血管疾患が対象
・先進医療特約を付けることができる
オリックス生命の医療保険CUREは、実はここ数年間、FPが選ぶもっとも良い医療保険でずっと1位に選ばれ続けています。特長を見る限り、保障される内容は他社の医療保険と大差ないのですが、なぜオリックス生命の医療保険がずっと人気なのでしょうか。
実は、同じ保障内容で保険料を比較した場合、オリックス生命の医療保険は保険料がもっとも安いのです。同じ保障内容であれば、毎月支払う保険料は少しでも安い方が良いですよね。また、オリックス生命保険は保険料が安いにも関わらず、万が一の場合の給付金の支払いもきちんと行われます。。
今は健康で大丈夫と思っても、医療保険は一度でも大きな病気を患ってしまったり、何かしら病気を患ってしまうと保険料が高くなってしまったり、最悪の場合入れなくなるという事もありますので、健康な今のうちに考えてみるのも良いのではないでしょうか。
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