賢く子どもの教育費を貯める方法とは?
子どもの教育費として、生まれてから社会人になるまでの間にどれくらいのお金がかかるかご存知ですか?すべて公立に進学し、大学は国立大学に進学した場合でも、子ども1人を育てるのに約800万円ほどかかると言われています。もしすべて私立に進学した場合、大学が私立文系でも約2,100万円、私立理系では約2,200万円もかかります。子どもの教育費は、人生の中で家を買うことに次いでお金がかかる事なのです。では、これだけの教育費をあなたはどのようにして貯めていきますか?
今、銀行預金の利率は0.01%前後と言われています。定期預金でも0.1%前後と言われており、仮に100万円預けても利息は100円〜1,000円程度です。たったこれだけの利息では、教育費のほとんど全額を自分自身で貯めなければいけないことと同じです。これでは子どもを大学へ進学させるのが難しいという家庭が多いのではないでしょうか。
そのような中で、子どもの教育費に特化した利率の高い商品を提供しているところがあります。生命保険会社が提供している学資保険がまさに子どもの教育費のための積み立てとなります。
生命保険会社の学資保険は、返戻率と呼ばれる積み立てた金額に対して何%上乗せして戻ってくるかという数字を用いて表しています。多くの学資保険の返戻率は110%前後となっており、これは100万円積み立てたら110万円になって戻ってくることになります。10%プラスになって戻ってくることを考えただけでも、銀行預金よりも断然利率が高いことが分かると思います。そのため、近年では子どもの教育費のために学資保険を利用する方が非常に増えているのです。
今回は様々な生命保険会社が学資保険を販売している中で、その中の1つ、第一生命の学資保険についてご紹介していきます。
第一生命の学資保険の商品内容、評判や口コミについて見ていきましょう。
第一生命の学資保険は、「こども応援団」「Mickey」という名前で販売されています。それぞれ同じ商品内容ですので、一緒に見ていきましょう。
はじめに、第一生命の学資保険の特徴をご紹介します。
[第一生命の学資保険の特徴]
1、学資金・満期保険金は大学入学時から通算5回受け取ることができます。
2、契約者が保険料払込中に亡くなった場合、高度障害状態となった場合は以後の保険料の支払いが免除されます。
3、保険料の払込が免除になったとき、同時に育英年金として学資金の受け取り時期まで毎年、基準保険金額を受け取ることができます。
それぞれについて見ていきましょう。
まず1つ目の「学資金・満期保険金は大学入学時から通算5回受け取ることができます」ですが、こちらは分かりやすく以下のシミュレーション図をご覧頂ければと思います。
[学資保険 受け取りシミュレーション図]
第一生命の学資保険は、積立期間が終わる18歳から学資金を受け取ることができ、18歳から21歳までの4年間、毎年一定額の学資金を受け取ることができます。そして22歳になるときに満期学資金として学資金で受け取れる金額と同じ額を受け取ることができます。例えば、学資金60万円、満期学資金を60万円に設定した場合、学資金として60万円✕4回=240万円、満期学資金として60万円、合計300万円を受け取ることができます。
続いて2つ目の「契約者が払込期間中に亡くなった場合、高度障害状態となった場合は以後の保険料が免除されます」ですが、これは「保険料払込免除特約」と言って、医療保険やがん保険にも付けることができる特約です。学資保険では、契約者である世帯主の方が亡くなったあとに学資金を積み立てるのは非常に困難となります。しかし、積み立てができないという理由で途中解約してしまうと、子どもの大学進学資金がなくなってしまいます。世帯主の方が万が一亡くなってしまった場合でも子どもが安心して大学に進学できるよう、この特約が付いていることは非常に助かるものとなっています。
続いて3つ目の「保険料の払込が免除になったとき、同時に育英年金として学資金の受け取り時期まで毎年、基準保険金額を受け取ることができます。」ですが、今販売されている学資保険には、このような育英年金が付いている学資保険、付いていない学資保険の両方があります。育英年金が付いていない学資保険の方が冒頭にご紹介した返戻率は高くなります。育英年金が付いている学資保険の場合、万が一、子どもが小さいうちに世帯主の方が亡くなった場合でも、大学進学までの小学校や中学校、高校の進学資金を育英年金から支払うことができます。しかし、大学進学時の返戻率を高くしたいのであれば、育英年金が付いていない学資保険の方がおすすめです。
これまで第一生命の学資保険の商品内容を見てきましたが、ではこの学資保険の評判・口コミはどうなのでしょうか。こちらについて見てみましょう。
第一生命を含む学資保険の評判・口コミでは、先ほど紹介した「育英年金が付いているか付いていないか」が良い学資保険・悪い学資保険を判断するポイントの1つとしてよく挙げられています。先ほどもご紹介したとおり、育英年金が付いていない学資保険の方が返戻率が高く、「貯蓄」という点のみに着目した場合、育英年金が付いていない学資保険の方が良い学資保険と言われています。しかし、育英年金が付いている学資保険は、育英年金が付いていない学資保険よりも返戻率が低く、商品によっては積み立てた後に受け取れる学資金が積立額よりも少なくなってしまうものもあります。
れは育英年金に支払うための保障分が差し引かれているためのものなのです。子どもの教育費を「貯める」という点だけでなく、世帯主の方が万が一亡くなった場合でも安心して進学できるようお金を「残す」という点も考慮した場合、育英年金が付いていない学資保険に加入した方は学資保険とは別に、万が一の場合でも子どもの教育費を「残す」ために死亡保険に加入した場合、学資保険と死亡保険に支払う保険料は学資金として受け取れる金額よりも高くなります。
一般的に育英年金付きの学資保険は「悪い学資保険」と見られがちです。第一生命の学資保険においても、育英年金が付いているためあまり良い評判はありませんが、先ほどお伝えしたとおり、世帯主の方が「元気で過ごした場合」も「万が一亡くなった場合」も安心して進学できるよう備えておく事も考えた場合、必ずしも育英年金付きの学資保険が悪いものではないと言えます。
また、第一生命の学資保険は5つのプランから選択できるようになっており、育英年金を付けるか付けないか、また世帯主の方が亡くなった場合、高度障害状態になった場合だけでなく、七大生活習慣病になった場合でも保険料の払込免除や育英年金が受け取れるというプランを選択する事ができます。第一生命の学資保険でも育英年金を付けないプランに加入した場合は高い返戻率で学資金を貯めることができますし、万が一の場合にも備えたいという方には返戻率は下がってしまうが育英年金付きのもの、七大生活習慣病に備えるものに加入されると良いでしょう。
後悔しない学資保険に加入するために大切なことは、ご自身や家族が「何を目的」に学資保険に加入し、「どこまで保障しておくか」の考えをしっかり持ち加入する事が何よりも大切なのです。