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生命保険ぐらい「よくわからない」商品もありません。毎年「いい商品が出ました!」と外交員が保険のパンフレットを携え、職場や加入者のご家庭に向かうのですが、この「いい商品」とはいったいどういう意味なんでしょうか?
そもそも、生命保険には「いい商品」も「悪い商品」も存在しません。あるのは「金融庁、つまり国」が認可した商品、ということだけです。国が認可した、ということは逆にいえば、認可しない商品もある、ということ。実をいえば、日本には約40社ほど生命保険会社が存在しますが(外資系も含めて)、その全てが「今回、こういう商品を日本国内で販売してもよいでしょうか?」とお伺いを立てて「いいですよ!」と認められるのは、10分の1件以下、といわれています。
それほど、世の中に出回る保険商品は「選ばれた商品」といえます。にもかかわらず、それでも理解しにくいのが保険です。ここではごく簡単に生命保険の種類を「ざっくり」と分類してみましょう。
●まず「安い掛け金の保険」という商品。死亡保険金が3,000万円、5,000万円、1億円という保険を指し、死亡した場合や高度障害状態になったときだけ保険金が貰えるもの。別名を「掛け捨て」「定期保険」といいます。貯蓄部分がありませんから、掛け金は安いのです。
●次に「満期保険金」のある商品。10年、20年で300万円、500万、1,000万円貯蓄するという保険。死亡保険金も同じ額が設定されています。養老保険、年金保険、学資保険といったものが、ここに含まれます。確定利回りのものと不確定なものがありますが、日本では確定利回りの商品がほとんどです。
●最後が「解約返戻金」をうまく利用する商品。俗に「終身保険」といいますが、一生涯保険金が出るタイプで、保険金額が200万円だとすれば、その6割程(約120万円)ほどの解約返戻金(貯蓄)部分が貯まるタイプ。これは、使い方が非常にポイントなのですが、必ず「解約返戻金がある」かどうかを確かめる必要があります。会社の中には「解約返戻金が低い」ものもあるのです。
全ての生命保険はこの3種類に必ず含まれます。がん保険でも医療保険でも変わりません。ですから、掛け捨てなら「死亡の時だけ保険金が出る」と簡単に覚え、それ以外は「貯蓄部分」があるので、保険料は高いと思っていて間違いありません。生命保険を貯蓄代わりにも利用するかしないかで、安く保障を買おうとする方、あるいは貯蓄と保障とをうまくダブルで活用する方の2つに分かれるわけです。
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