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新婚保険のおすすめ。まずは抑えたいポイント

初婚年齢が男女とも30歳付近という時代、新郎も新婦もそれぞれ個人保険に加入しているケースが多くなりました。特に共働きの場合は「職場結婚」でもない限り、同じ会社の同じ外交員から保険に加入している、ということはまずあり得ません。

生命保険の加入率が高いとはいえ、日本にある生命保険会社の数は40数社。主要な上位20社だけを取ってみても、保険市場の過半数を制している会社は存在しません。日本はそれだけどの保険会社も頑張って営業していることがわかるでしょう。


さて、新婚夫婦の場合、まず考えなければならないのは「自分が持っている保険の確認」です。特に多いのが「結婚したのだから、保険を新しくしよう」という考え方。これは本当に正解といえるでしょうか?実は結婚を期に保険を買い替える、乗り換えるというのは積極的に行うべきではありません。

確かに、最初に保険加入したときは、外交員に勧められるまま加入してしまう人がほとんどです。あるいは、親が自分の名前で加入していたものを引き継ぐ人、あるいは保険そのものに無加入の人もいるでしょう。ですが、結婚というイベントは保険会社の外交員にとって「新たな契約のチャンス」と捉えられていることも忘れてはなりません。

まず、共働きの場合はお互いの保障金額と保障期間の書かれた設計書、証券をしっかり2人で確認することです。もし、二人とも働き続けて収入を得るのなら、相手に保険金を残す必要がないかもしれません。問題は、保険証券にある「契約者」「被保険者」「保険金受取人」の確認です。

契約者が親ならば、その保険の手続きは親が行うもの。ですから、自分が契約者に変更しておかないといけません。その次に、保険金受取人が親になっている場合が多いですから、これを配偶者に変える必要があります。

契約者が奥様、被保険者が奥様という保険があるとします。この場合、無理に契約者をご主人にする必要はありません。保険は契約者が手続きを行います。もちろん、契約者が死亡してしまった場合、受取人しかいないケースでは保険会社は受取人の口座に保険金を支払いますから、問題はありません。

奥様の保険は奥様が契約者、被保険者であり、ご主人の保険はご主人が契約者で被保険者という具合にしておけば、各々がお互いにいくら残せるのか、あるいは貯蓄としてどの位使えるかが確認できます。保険会社も別々でも構わないのです。要は、今まで加入していた保険がこれからもライフスタイルに合っていれば、そのままで構いません。

新婚の時に加入する保険、どんなポイントを抑えるべき?

新婚の保険について、少しずつお分かりになってきたところで、実際にどのような保険商品にすべきか、ポイントをいくつか知っておきましょう。

まずは、夫婦お互いが「すでに加入している保険」を生かす、という方法です。上記で既に契約している保険を直ちに見直す必要はない…と書きましたが、その理由はご夫婦の将来を考えてじっくりと見直すべき、ということが基本だからなのです。

よく「この保険は古い時代の商品ですから、この際新しくしましょう」という外交員が声を掛けて、解約させてしまうことがあります。ですが、保険には「古い」「新しい」もありません。むしろ古いほうが掛け金(保険料)も安く、貯蓄型ならば利息(金利)も付いてお得なものも、少なくないのです。

新婚の場合、まず「保険が必要?」なのかどうかを、よく考えましょう。自宅は持ち家なのか、既に購入してローンを払い続けているのか。親と同居なのか、これから2世帯住宅を購入する予定があるのか。あるいは転勤の可能性があり、借家暮らしを続けるのか、とご夫婦のお互いの状況をよく確認します。

もう一つは、新婚といえども「子育て中」、あるいは「出産間近」というケースです。2人でスタートする新婚生活もあれば、3人で、4人でスタートという場合もあるでしょう。そうしたケースでは万が一のケースで「死亡保障」がなければ困る、ということも現実に起こり得ます。

また、奥様が看護師、ご主人が飲食店経営といったケースでは、奥様は固定給があり、ご主人の収入は景気に左右される場合もあります。時には奥様のほうが収入が多かったり、自営業のご主人は店舗を増やすために銀行から借り入れをしたり、とお金の貯め方・借り方にも一工夫が必要な場合もあるでしょう。

その場合、奥様の保険金を多くして、ご主人の保険は貯蓄性のあるものにする、ということもよいでしょう。ご夫婦どちらかが終身保険や養老保険を持っていると、いざという時に「解約返戻金」から借り入れができ、それは返さなくても構いません。

要は、新婚といえども、生命保険は既に築きつつある「収入環境」をいかに守り、保障するかということはどの世代とも共通なのです。ですから、新婚のご夫婦におすすめの保険というものは「ない」と思っていただきたいのです。 最近は「ゼクシィの保険ショップ」など、新婚あるいはこれから結婚する予定の「2人の保障を相談できるショップ」が大にぎわいです。こうしたショップや保険相談を積極的に活用して、ぜひ幸せな人生を切り開いてください!

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