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持病で保険に入れない?入れるものもあります。
「糖尿病で治療中で、生命保険に入れなかったんです…」、これは実際にあった話。日本では糖尿病の患者は950万人、その予備軍は2,050万人ともいわれていますが、これは6人に1人が糖尿病になる「可能性」がある、ということ。食生活と運動、そしてストレスなど、現代病のひとつ、糖尿病にかかると足、目、カラダのだるさ…と全身に合併症が広がってしまいます。
生命保険の大きな目的のひとつは、「健康な自分」と同じように「病気入院中」でも収入を得る、という現実があります。健康保険の場合は治療費の自己負担を、本来の30%(3割の場合は)に減額して貰える制度、そして一定以上の高額医療費請求額を免除して貰える、というものです。
ですが、会社を2ヶ月、半年、1年と休んでしまった場合、それだけの有給休暇を持っている人はまずいませんから、入院してある時期から「無収入」になるケースがあり得ます。その場合は、自分で加入した医療保険や所得を補償する保険は大変頼りになるのです。
生命保険は総じて「持病歴」「投薬歴」などがある場合は「条件付き加入(保険料割増、一定時期保険金削減など)」や謝絶(つまり加入不可)となることがあります。これは健康体の人よりも保険金を貰う人は、加入者の公平性からみて問題があるためなのです。そのため、保険会社によっては「タバコを吸わない人は、普通の加入者よりも安い保険料に」という制度を持っているところさえ出て来ました。
さて、こうした「健康」によりスポットを当てて、保険料を人によって細かく決めるのではなく、最初から「割増した保険料」で商品を販売するケースがあります。これを「無選択型」「引受基準型」などと命名して商品を発表しているところがあります。
現在割増保険料で加入できる定期保険、終身保険、養老保険など各社とも揃えています。ただ、養老保険の場合は保険会社としても、払い込んでもらう保険料とほぼ同額の保険金を満期保険金で支払うため、割増保険料が付かないところがあります。
最近の傾向としては、特定の疾病にターゲットを絞って「持病があっても保険加入可能」というものが増えていることです。特に、少額短期保険と呼ばれる会社では様々な医療保険が発表されています。ただ、注意点は医療保険の1入院は60日が限度。給付金も80万円がマックス。つまり、手軽に加入できる分、保障は小型というのも注目して下さい。
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