HOME » 保険の知識全般 » 保険外交員が教える、保険で失敗する人の特徴
日本では多くの人が生命保険に加入していますが、保険で失敗する人も多いのです。
保険で失敗する人の特徴として、まず同じ保険を持ち続ける人です。
最近の生命保険の形は幅広く、色んな保障に対応した保険が多くなりました。
その背景には医療環境の変化があります。
一旦保険に加入した後、ずっと同じ保険を持ち続け、最近の医療環境の変化に追い付いておらず、保険で失敗する人が多いのです。
まず最近では入院1日目から入院給付金を受け取ることは当たり前になりましたが、
入院5日目以降や20日以降から入院給付金が支払われない保険は過去には多く存在し、
現在も古い保険に加入している人は数多くいるのです。
しかし現在ではガンでも2週間以内に退院させられたりすることは当たり前の世の中になりました。
これは医療が発達し、退院が早まったことも早期退院の原因の一つですが、
高齢社会の現在、ベッドの数も足りていませんので、治療が終わった患者は自宅療養に切り替えざるを得ないのです。
そんな状況では入院日数が足らず、少ない給付金しか受け取れません。
そして手術保障は、入院日額×手術の倍率で手術給付金は変わります。
簡単に言えば難易度の高い手術ほど、手術給付金の倍率は高くなります。
難易度の高い手術の例でいうと「開胸手術」などがありますが、心臓の血管が詰まったりした場合に
行う手術です。
しかし最近ではほとんど開胸はしないといいます。
「カテーテル」という手術で、太ももの付け根などから細い管を通して血管の詰まりをなくします。
このカテーテルという手術は簡易的で、命をかけた手術に対し、給付金はわずかです。
そして一番怖いのが、手術の給付金は約款(やっかん)に載っている手術しか給付金を支払ませんので、
金銭的な問題で治療を断念しなければならないことです。
20年前に加入した保険に、2年前に登場した最新の治療が当てはまる訳がありません。
このように現在主流の手術は、昔の保険では対応出来ていないことが多いのです。
高額医療などで国からの医療に関する補助はありますが、働き盛りに大病を患った場合、
生活費に影響するので、やはり生命保険は必要です。
保険は見直しが必要です。
一度入って安心していては、いざという時に役立たない場合もありますので、
見直しが必要であれば、いち早く見直しをしましょう。
次に、保険で失敗する人の特徴として勧められた通りに加入している人です。
独身なのに高い保険金を持っていたり、他にも保険を掛けているのに複数加入したりする人も多くいます。
保険のこと詳しく分からないから保険外交員に任せたり、会社のグループ保険に加入しているのに
内容を理解していないから重複するような保険に加入してしまったりっていうケースは多いです。
まず独身男性の場合、独り身ですから守る家族がいません。
なので多額の保険金は必要ない場合が多いのです。
しかし、全てではありませんが保険会社の規定で「男性は死亡保険金2000万」からしか加入出来ないという
加入者にとっては無関係な縛りがあります。
独身男性の必要保障額は、お葬式代と、身辺整理代やご両親へ残すお金を考えたら1000万程度で
ほとんどの場合まかなえるかもしれません。
死亡保険金の保険料は高いですので、無駄な保険料を払っている場合は、「保険金の減額」を申し出るなど
少しでも保険料を抑えるようにすることが必要です。
そして保険を理解せず、会社のグループ保険に加入していながら、勧められた通りに別の保険に加入する
ケースです。
保険外交員がグループ保険の存在を知っていれば、少ない保障のプランを勧めるかもしれませんが、
知らなければ一般的な保険を持ってきます。
会社のグループ保険は安い保険料で、保障額も大きい場合がありますので、他の保険をプラスしたい
場合は中身をしっかり把握して加入しましょう。
逆に「グループ保険に入っているから大丈夫」も間違いです。
グループ保険は一般的な死亡保障や医療保障があるくらいで、他の保険会社のようにバラエティ豊かに
特約はありません。
仕事中の災害による事故での入院などは、労災やグループ保険で賄えるかもしれなせんが、
プライベートでの重大な事故などであれば、グループ保険にはないものを別の生命保険で
準備していれば安心です。
保険選びに失敗しない為に、まずは今加入している保険の中身を把握しましょう。
他の保険に切り替えると、加入する時点の年齢で保険料は算出されますので、
むやみに保険を変えないよう気を付けてください。
そして現在の生活環境(家族構成・会社員or自営業・自宅は賃貸or持家・夫婦共働きかなど)で
必要保障額を保険外交員に計算してもらってください。
保険は何十年も払い続けるので非常に高い買い物といえます。
保険料に無駄なく、そして必要な時に使える保険をもつ為に、保険の内容を確認したり、
必要があれば保険の見直しを検討するようにすれば、保険に失敗はなくなるでしょう。
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