HOME » 保険の知識全般 » 保険ランキング、女性に支持されているのは?
生命保険に加入する世帯は国民の9割…これが長らく日本の文化ともいわれて来た「保険伝説」です。そのため、一時外資保険会社が波のように日本進出し、保険の世界を大きく変えた、といわれています。特に、日本では生命保険は女性が売る商品、というイメージが定着してきました。もともと生命保険を積極的に販売させようとしたのは、敗戦後の政府です。戦争に駆り出された男性が多く亡くなったため、未亡人が一挙に増えてしまったため、保険販売という仕事を女性に…という政策が行われました。
現在生命保険を売る外交員はじわじわと男性に取って変わられてきています。が、やはり基本は女性が販売しています。その多くは「積立型」の保険です。例えば、太陽生命は貯蓄の付いた医療保険を販売していますが、10年間という期限付きながら、医療と満期のある貯蓄をセットにしているため、お得感が体感できると、数十年前から定番商品となっています。
女性保険という商品が保険各社から販売されていますが、男性保険というものはありません。そのためご夫婦で加入される場合は、女性保険(主に女性特有の病気=子宮がん、乳がんなど)ではなく、普通の医療保険に変えるかたが多くいます。一時人気ではありましたが、保険請求の時にご主人が奥様の保険の内容に興味を持たないため、といわれています。
医療保険では、やはりアフラックの「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の認知度が高く、加入率も高いのが特徴です。テレビタレントの子宮がん、子宮頸がんがセンセーショナルに報道されることが多く、がん保険にはいっておけば、100万円下りる…というようなお守り感覚で入られるかたが多いのが現状です。
働く女性が増えていることから、しっかりした保険に加入する人(セット保険)も従来よりも多くなりました。日本生命、第一生命、住友生命などは、セールスレディ教育を高めてきていますので、30代から40代と結婚年齢が遅くなるにつれ、女性にも男性同様の死亡保険が付いているものを薦めています。日本生命の場合を例に取りますと、やはり「はいるだけポイント」というものが人気です。これは加入保険料の高さで、ポイントが付き、商品と交換できるというものです。きっかけは何にせよ、保険が必要とされているのは現在も変わらないようです。